パソコン同好会
WindowsXPで発生する一般的なSTOPエラーとその原因
WindowsXPにおいて致命的なエラーが発生すると、「STOPエラー」画面が表示されます。STOPエラーはおもにソフトウェアとハードウェア(ドライバソフト)の不具合が原因で、WindowsXPのインストール時や起動時に発生する場合が多いようです。下記のおもなエラーコード表を参考にして、STOPエラーの原因究明にお役立て下さい。 |
エラーコード | キーワード | エラーの原因 |
STOP 0x0000000A | IRQ_NOT_LESS_OR_EQUAL | 実行中のプロセス(アプリーケーション)またはドライバーソフトが、アクセス許可の与えられていないメモリ領域にアクセスしようとした。 |
STOP 0x0000001E | KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED | 無効なメモリアドレスの参照やアクセス違反などが原因で、CPUが発した無効な命令をカーネル(システムの核となるプログラム)が検出した。 |
STOP 0x00000024 | NTFS_FILE_SYSTEM | NTFSボリュームを管理する「ntfs.sys」の破損などが原因。「コマンドプロンプトから「sfc」を起動し対処。 |
STOP 0x0000002E | DATA_BUS_ERROR | 物理メモリやCPU上のキャッシュメモリ、VRAMなどでハードウェア的な障害が発生している。 |
STOP 0x0000003F | NO_MORE_SYSTEM_PTES | システムがPTE(ページテーブルエントリ)を使い果たしてしまったかPTEが断片化している。ドライバーソフトやアプリケーションがメモリの管理を適切に行っていないことが原因。 |
STOP 0x00000050 | PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA | 要求されたデータがメモリ内に存在しない。またはメモリモジュール自体に欠陥があることが原因。 |
STOP 0x00000077 | KERNEL_STACK_INPAGE_ERROR | 要求されたカーネルデータのページをページングファイルから物理メモリ内に読むことができない。 |
STOP 0x00000079 | MISMATCHED_HAL | パソコンの種類を規定するHAL(ハードウェア アブストラクション レイヤー)とカーネルの情報が一致しないことが原因。再インストールが必要な場合が多い。 |
STOP 0x0000007A | KERNEL_DATA_INPAGE_ERROR | カーネルデータがページングファイル(仮想メモリ)内で見つからず、物理メモリへの読み込みが行えなかったことが原因。 |
STOP 0x0000007B | INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE | 起動プロセスの実行中に起動ドライブにアクセスできなくなった。原因のひとつのハードウェアの不具合がある。 |
STOP 0x0000007F | UNEXPECTED_KERNEL_MODE_TRAP | 0による割り算が発生した時やCPUが無効な命令を実行しようとした時など、例外的な処理が発生したことが原因。原因のひとつにドライバーソフトの不具合がある。 |
STOP 0x0000009F | DRIVER_POWER_STATE_FAILURE | システムが無効な電力モードで動作していることが原因。スタンバイモードや休止状態への移行時に発生することが多い。BIOS(バイアス)で電源の設定を見直してみよう。 |
STOP 0x000000BE | ATTEMPTED_WRITE_TO_READONLY_MEMORY | ドライバーソフトがROMにデータを書き込もうとしたことが原因。 |
STOP 0x000000C2 | BAD_POOL_CALLER | システムのプロセスやドライバソフトが0サイズのメモリプールを割り当てようとした場合や、すでに解放されているメモリ領域を解放しようとした際などに発生する。原因のひとつにドライバーソフトの不具合がある。 |
STOP 0x000000CE | DRIVER_UNLOADED_WITHOUT_CANDELLING _PENDING_OPERATIONS |
このエラーはドライバソフトが終了する前に、保留されていた操作を取り消すことに失敗したことを示す。多くはドライバソフトの不具合が原因。 |
STOP 0x000000D1 | DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL | 不適切なアドレスを使ったドライバソフトが、ページング可能なメモリに不正にアクセスしようとしていることが原因。原因のひとつにドライバソフトの不具合がある。 |
STOP 0x000000D8 | DRIVER_USED_EXCESSIVE_PTES | ドライバソフトが大量のカーネルメモリを要求したために、システムがPTEを使い果たしたことが原因。 |
STOP 0x000000EA | TEREAD_STUCK_IN_DEVICE_DRIVER | ドライバソフトのエラーが原因で、コンピュータが停止している状態を示す。 |
STOP 0x000000ED | UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUME | 起動ドライブのマウントに失敗したことが原因。原因のひとつにハードウェアの不具合がある。 |
STOP 0x000000F2 | HARDWARE_INTERRUPT_STORM | ドライバソフトが送信した割り込み解放信号に対しハードウェアが応答しないなどの理由でカーネルメモリが大量の割り込みを検出したことを示す。原因のひとつにハードウェアの不具合がある。 |
STOP 0x0000021A | STATUS_SYSTEM_PROCESS_TERMINATED | セキュリティが保証できなくなったことを示す。 |
STOP 0x00000221 | STATUS_IMAGE_CHECKSUM_MISMATCH | ドライバソフト、システムファイル、ディスクの破損、ページングファイルの破損などが原因。 |
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